定番商品ではないアイテムですが、久しぶりに「ラウンドファスナーウォレット」を製作しました。

コンパクトな財布をメインに製作しているTSUKIKUSAですが、やはりこういったガバッとたくさん入れられるタイプを求めている声も聞くので、年末のイベントラッシュに向けて久々の製作です。

内側は、真ん中に小銭入れ、その左右に4×2＝8段のカードポケットがつきます。
小銭入れとカードポケットを繋ぐマチ部分がお札入れとなります。
カードポケットの裏側もマチのないポケットになっているので、レシートや入りきらないカードなど入れることが可能です。

外には質の良い革を使っても、内側は合皮や生地で作られているものも多いですが、このお財布は内側もメインレザーであるミネルバリスシオを使用した上品で贅沢な逸品です。

全体的にあえてタイトなつくりで、ラウンドファスナータイプの財布としてはスリムなサイズ感。
デザインとしても余計な装飾が付いていないので、ユニセックスで男女問わずお使いいただけます。

ラウンドファスナーウォレットは、細部の違いこそあれど基本的な構造・デザインが似てくるので素材の良し悪しや、縫製をはじめとした技術の差が顕著にあらわれてくるアイテムです。

11月・12月と出店予定のイベントに持っていきますので、是非そちらでご覧ください。

＜出店予定＞
11/2-8 奈良近鉄4F
11/19/20 デザインフェスタ（東京ビッグサイト）
12/3.4 クリエイターズマーケット（ポートメッセなごや）
12/7-27 京都伊勢丹6F

プロフィール

豊田観自   代表/デザイン/製作

1985年 広島県生まれ。
大学卒業後、東京浅草の和太鼓・御神輿を製造販売する会社で営業職として働く。
その経験の中で、多くの「職人」と接して自分もモノを作る仕事をしたいと思い、
より日常的な「道具」を作りたいと考え、革製品のメーカーに転職。
2010年から大阪のレザーブランドで5年半、製造・販売に携わり、2015年独立。
自らデザイン、製作、販売までするファクトリーブランド「TSUKIKUSA」を立ち上げる。
革製品の製造に携わって12年ほど（2022年時点）
「小さい」ことと「使いやすい」ことを両立したお財布など、コンパクトな革小物を中心にアイテムを展開。
クラフトイベントへの出店からはじまり、近年は百貨店催事にも数多く出店中。