TSUKIKUSA 公式オンラインストア

京都伊勢丹、京阪百貨店でのそれぞれのPOPUPが終わりまして、久しぶりにほっと一息ついたTSUKIKUSAです。

京都伊勢丹でのイベントはもう8年目になるので、今回も多くのリピーターのお客様とお会いすることができました。

ご使用の製品を見せていただいたので、こちらでもご紹介させていただきます。

まず冒頭のお財布。
ブルーのコンパクト二つ折り財布のご使用アイテムです。
購入いただいたのは4〜5年くらい前かな?と記憶しています。
他にもスマートキーケースや、ブックカバー、そしてなかなかのレアアイテム、ジョッターなんかもお使いの常連のお客様。
いつもありがとうございます。
このお財布も本当に綺麗にエイジングが進んでいます。

コンパクト二つ折り財布(小銭入れ付き)<Aoi-coin>

続いてこちらもコンパクト二つ折り財布ですが、こちらはカラーオーダーでご注文いただいたお品です。
カラーは生成。つまり染色をしていないそのままの色です。
当然かなり変化をしていく色ですが、すでに艶が生まれ、エイジングが進んでいるのがわかります。
しかし、これでもまだまだ途中段階。ここから更に深い飴色に変化していきます。エイジングを楽しんでご使用ください。

こちらはブラウンのスクエアコインケース。
横に新品のものを並べてみました。
新品の状態だと革のハリ感で少しふっくらしていますが、左の使い込んだものはペタッと薄くなっているのがわかります。
このコインケースは薄さが自慢で、中身が少ない時は本当にかさばりません。
それでいて小銭を入れてみると見た目以上に大容量です。
今回金具部分の緑青(青錆)が気になるということでしたので、金具の交換修理をさせていただきました。

スクエアコインケース<Renge>

こちらもブルーのコンパクト二つ折り財布。
同じもの、同じ色でも使う方によってそれぞれの経年変化をすることが面白いところです。
ご夫婦でTSUKIKUSAの製品をご愛用いただいていて、今回お連れ様が薄型の長札入れをご購入くださいました。
コンパクトなバッグにコンパクトな財布、小物を入れてお使いのお二人にはTSUKIKUSAの製品がとてもお似合いでした。

コンパクト二つ折り財布(小銭入れなし)<Aoi-card>

最後はピンクのスリムウォレット。
長年のご使用で使い込んだ革の風格が出てきています。
今回はボタンの締まりが緩くなってきたとのことで、交換修理を承りました。
(*そのことについてはまた後日書きたいと思います。)
ボタンの交換をすることで、まだまだ現役。
これからもご愛用ください。

スリムウォレット<Chidori>

お客様のご使用アイテムを見ていると、それぞれがお客様の手の中で大事に使われている姿が想像できます。
年間通すとそれなりの数の製品をつくるので、ともすると「作業」になってしまいがちですが、ひとつひとつが、お客様にとっては唯一のモノだということを改めて意識して製作に励んでいきたいと思います。

豊田観自

プロフィール

豊田観自   代表/デザイン/製作

1985年 広島県生まれ。
大学卒業後、東京浅草の和太鼓・御神輿を製造販売する会社で営業職として働く。
その経験の中で、多くの「職人」と接して自分もモノを作る仕事をしたいと思い、
より日常的な「道具」を作りたいと考え、革製品のメーカーに転職。
2010年から大阪のレザーブランドで5年半、製造・販売に携わり、2015年独立。
自らデザイン、製作、販売までするファクトリーブランド「TSUKIKUSA」を立ち上げる。
革製品の製造に携わって12年ほど(2022年時点)
「小さい」ことと「使いやすい」ことを両立したお財布など、コンパクトな革小物を中心にアイテムを展開。
クラフトイベントへの出店からはじまり、近年は百貨店催事にも数多く出店中。