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TSUKIKUSAの革小物の中でも一番のマニアックなレザーアイテムがジョッター/パスポートケース【Yomogi】です。

そもそも「ジョッター」って何・・・?
という人も多いのではないかと思いますが、ジョッターとは英語の「jot=メモ」「jotter=メモする人・メモ帳」からきている、ただただメモをするためだけの文具です。
今時スマホにメモとるからいらないな、と思った方が多いと思いますが、手書きでぱぱっとメモ出来るのが意外と便利で、私も販売で売場に立つ時には重宝しています。
基本的は構造としては、メモ紙を挟む部分と、そのストックを入れるポケットというシンプルな形をしているものがほとんどです。

TSUKIKUSAでは、その幅を少し拡げることで、パスポートが入るサイズにして、ジョッター兼パスポートケースに仕立てました。

パスポートケースと考えると、それを持っているシーンとしては海外旅行中が想定されます。
旅行中に、電車の時間をメモしたり、現地の言葉での筆談に使ったり、地図を書き留めたり、絵を描くのが好きな方は、風景のスケッチに使うこともできます。

使い方を想像した時に、パスポートを持っている場面と、メモをしたい場面が重なる場合が多いことから、ジョッターと、パスポートケースを一体化させることにしました。

ジョッターがノートと違う部分は、一枚一枚の紙が独立しているので、気軽に人に渡すことが出来るということです。
例えば、人に道を聞かれた時にササッと地図をメモして、ピッと紙を抜いて渡すことができます。
その特性から、ホテルマンや百貨店の販売員さんなど、接客をお仕事にされている方によく使われているアイテムです。

表側がメモを挟む部分。
上側に一度深く差し込んでから、下の両サイドに紙を引っ掛けます。
紙のサイズは75mm×125mm(5×3サイズ)、「コクヨの情報カード・シカ30」を想定したサイズになっています。
一枚だけではなく、複数枚重ねて挟んでおくことも可能です。


真ん中のスリットがパスポートを入れる部分。
ジョッターメインで使う時には、ここにメモ紙のストックを入れます。

裏側はカードポケット(×2)。
旅行中であればクレジットカードを入れておいたりするのに便利です。

正直、生活していく上での必需品ではないですが、だからこそスマートに使いこなすと目に留まる一品。
ご自身用だけではなく、プレゼントにも選ばれることの多いアイテムです。

豊田観自

プロフィール

豊田観自   代表/デザイン/製作

1985年 広島県生まれ。
大学卒業後、東京浅草の和太鼓・御神輿を製造販売する会社で営業職として働く。
その経験の中で、多くの「職人」と接して自分もモノを作る仕事をしたいと思い、
より日常的な「道具」を作りたいと考え、革製品のメーカーに転職。
2010年から大阪のレザーブランドで5年半、製造・販売に携わり、2015年独立。
自らデザイン、製作、販売までするファクトリーブランド「TSUKIKUSA」を立ち上げる。
革製品の製造に携わって12年ほど(2022年時点)
「小さい」ことと「使いやすい」ことを両立したお財布など、コンパクトな革小物を中心にアイテムを展開。
クラフトイベントへの出店からはじまり、近年は百貨店催事にも数多く出店中。